大幅な人的リソースの削減と判断のスピードがアップ。企業のデータ分析基盤の構築を目指す

株式会社キュー様 事例

約700万通りから選べる婚約指輪、約3000種類から選べる結婚指輪、ダイヤモンドジュエリーの販売サイトを運営されている株式会社キュー様。今回はショールームへの来店とオンライン上での売上、オンオフ双方のマーケティングを担当されている横田様にお話をお伺いしました。

株式会社キュー様

株式会社キュー様はQuickDMPを使って広告データやGoogleアナリティクスに加えて、社内の売上データなどを収集し一元管理されています。それにより広告運用のみではなくビジネス全体をあらゆる角度から分析できるダッシュボードを作成でき、それらをすべて自動化することでリソースも大幅に削減できているとのことです。社内のダッシュボード閲覧文化を根付かせるためにデリバリ方法の工夫など、おもしろいお話をうかがうことができましたのでご紹介したいと思います。

株式会社キュー様の企業概要とWebサイトについて

 BRILLIANCE+サイトキャプチャ

2006年よりダイヤモンドジュエリーの販売などブライダル事業を展開。東京銀座を拠点に、オンライン及び5つのショールームがあり自社運営のECサイト「BRILLIANCE+」を通じて数々の指輪、ジュエリーについてのサービスを提供。

「BRILLIANCE+」
https://www.brilliance.co.jp/

ご担当業務について

メインで担当している業務をおうかがいできますか?

横田さま)
マーケティングを担当しており、オンラインオフライン問わずマーケティング活用においては全般を見ています。広告運用や、フェアの企画立案、上流から下流まで一通り見ています。サポートいただいているレポーティング業務などもQuickDMP導入以前からずっとやっていました。

株式会社キュー 横田さま

オンラインもオフラインもですと、ご担当領域は広いですよね?実店舗に関するマーケティングも含めて、全て統括されている感じなのですか?

横田さま)
そうですね。 弊社ショールームは見ていただいてわかる通り、ショーケースなどは全くなく、PCと机しかありません。PCのオンラインストアを見ながら接客をして、最終的な購入はすべてPCサイトからになります。いわゆるD2Cという形で、オンラインが主軸、基本はECで、ショールームは商品を体験する場所となっています。 ちょっと特殊なのですが、そういう業態なのでマーケティング業務としては、ECの集客もするし、来店予約の集客もするというイメージです。

最終的な購入はすべてオンラインになるのですね。ちなみに業務はチームで対応されていますか?

横田さま)
はい、上長がいて、私が基本マーケティングを担当しています。広報担当もいるのですが人事などといろいろ兼務していて、マーケティング活動でいうと、私と上長の二人になりますね。

落ち着いたショールームにてオンラインサイトを見つつ商品を体験することができる

導入前の課題 と導入の決め手

今回QuickDMPを導入いただく以前に、「これって問題だな」「解決したい」「こういうことをやりたい」と感じられたものにはどういったものがありますか?

横田さま)
導入のきっかけとしては、Googleさんのセミナーです。参加した時に、アユダンテの方が登壇されていて、最後質疑応答があった際に相談に乗ってもらいました。Googleアナリティクス(GA)の講習だったと思うのですが、GAってこんなことができるんだよという話を聞き、でもそのためにはデータを連携したり、データを取得するための準備が結構大変で、それを使いこなすための準備まで一人だと結構しんどいな(笑)というのを感じました。そこで御社の担当の方に相談したところ共感いただき、ちょうど当時できたばかりのQuickDMPをご紹介いただきました。

「必要なデータを正確にとってくる」というところと、「そのデータをきちんと紐づけて、連動させる」というところ。例えばオンラインとオフラインの連携とか、Google広告とSNSの結びつきなど、データの取得と連携の2点が全然できていなかったので、そこを手助けしてくれる、その課題を解決できそう、というのが決め手というか、話を聞いてみようと思いました。

GAや広告、SNSなどそれぞれ独立して存在しているデータを統合して見ないといけないな、という課題感はもともとお持ちでしたか?

横田さま)
そうですね。自分でもバラバラに存在しているデータをできる限り連携させてみようと考えていました。例えばGAのタグを使って注文IDを取ってこれるという情報があったのでそれをエンジニアにお願いしてやってみようとか、注文IDがわかれば売り上げ情報と紐づけられる、っていうのを手作業で地道にやろうかなぁなど考えていました。でもそれだけで半日かかってしまうなと思ったり…

そうですよね、かなりの時間をもっていかれちゃいますよね。 決め手としては、そういった課題の解決を任せられるのならというところですね。

独立して存在しているデータを統合して見ないといけないという課題感はお持ちだったとのことですが、その目的としてはレポーティングのためでしょうか?

横田さま)
そうです。私の課題はどちらかというと「データを一気通貫で見たい、調べたい」というものがあったのですが、社内需要としては「見える化をしたい」というのがありました。結果的にどちらもかなえられるのですが、要望としては二軸あったと言えると思います。

活用内容

あらゆるデータの自動収集からダッシュボードの配信まで一連の環境をご提供

続いて、QuickDMPの具体的な活用内容についておうかがいさせてください。
現在は広告、アフィリエイト、GA、GoogleカレンダーなどのデータをQuickDMPで取得されていますが、そうしたデータはどのように使用されていますか?

横田さま)
日々の売り上げの確認といった超基本的なところと、広告の分析や、サイトのこのページの流入が多かったとか、CVへの寄与といった来店系のサイト分析ですね。 あくまでもECなのですが、ショールームの来店状況や成約状況などをメインとして見ています。

そういった基本的な情報を例えば都道府県別に見るとか、ランキングにして見るとか、いろいろな切り口でダッシュボードやレポートを作っている感じですね。

アイテム別に売上、数量、予算達成率をひと目で把握

このようないろいろな切り口でのダッシュボードは今までありませんでしたか?

横田さま)
はい。紐づけがされていないと見られないので。それはQuickDMP導入後に新しく増えた視点です。

ダッシュボードやレポートには、横田さまご自身が分析される目的のものと、社内のみなさんに配布用のものがあるようですが、 役員の方からショールームのスタッフの方まで、どのくらいの人数の方に配布されているのですか?

横田さま)
配布用はPDFですね。今は、リーダーを中心に閲覧を促している、見てもらっているという状況ですね。人数にすると10人くらいですが、社内で使用しているSNSがあるので、そこでテキストベースとPDFファイルを毎朝送っているので全社員が見ることはできます。

QuickDMPからチャットツールを通じてあらゆる形でメンバーへ配信

これまで、他の社員の方がデータを見るというカルチャーは、結構ありましたか?

横田さま)
あるにはあったのですが、個人差もあったかなというところですね。現在はまだ私が作成するほうに時間を使っていて、周知に十分な時間を割けていないので、個人に任せしてしまっている状況です。でも、「こういうデータ見られますか?」と質問されるようになったり、「見られるのだったら知りたい」というような感じにはなってきているかなと思います

意欲が上がっている感じが素晴らしいですね。様々な方法でレポートをデリバリーすることで他の方の関心が強くなっている感じがします。

横田さま)
そうですね、徐々にかもしれませんが、そう思います。

活用効果

QucikDMPを導入したことで、改善したことはありますか?

横田さま)
正確に算出はできていないのですが、レポートをメインに担当していたスタッフが退職してしまって、そのスタッフがやっていた分を、ほぼほぼ肩代わりしてもらえているなと思います。半月分とか短縮できているのかなと思います

データを作って分析する方を新たに一人雇うより、QuickDMPを活用するほうがリーズナブルで資産にもなるというのはサービスのメリットの一つなのですが、それができているのが嬉しいですね。

実際に作られたレポートを見て、この発見新しいなというようなものはあったりしますか?

横田さま)
そうですね、「今の時点でどこまで売り上げが立っているのか」などがすぐに、一発でわかるように思います。以前はエクセルの表でしたので、慣れればわかるのですが、パッと見て直感的にわかるというか、判断の速度みたいなところが上がったのかなという感じですね。

オンライン、オフラインを同軸に並べ売上を即時に把握

その売り上げ状況を見て、その日だったり、その一週間だったりの活動内容は変わってくるのですよね?

横田さま)
はい、見やすいから日々アクションにつなぎやすい。現時点では、新しい発見というよりも、基本的な基盤を作っていただいたという感じなので、見やすくなった、手軽に扱いやすくなったというところが大きいかと思います。

基盤ができて、データが扱いやすくなり、今後もっといろいろな切り口のダッシュボードを作って、また新しい発見に繋がるお手伝いができると嬉しいです。

今後の実現したいこと

QuickDMPを使って、今後こういうことをやっていきたいというようなことはありますか?

横田さま)
現在はサイトへのアクセス状況と売上というところを分析できる環境を整えていただいている感じなのですが、財務データなど、会社の健康状態をまるっとわかるような感じにできたら嬉しいなと思います。

まさに御社のビジネス全体のデータ分析基盤ですね。

横田さま)
そうですね。 社内のシステムが古いものと新しいものが混在していて、エンジニアが日々整備しているという状況がまだ点在していたりするので、そこを整理収拾できるようになると良いなと思います。

そこが整理できるとエンジニアの方のリソースも他のことに割けるしというところですよね。すごく正しい方向だと思います。 全体的にQuickDMPが描いていた通りの活用方法をしていただいているので、大変嬉しいです。 他に何か、QuickDMPに対して、感じていること、思っていることなどはありますでしょうか?

横田さま)
マーケ担当一人とか、兼任で業務を担当しているという企業さんも多いと思うのですが、そういう方にすごく向いているサービスだと思います(笑)。大企業だと人を新たに雇用したり、外部に委託するなどされるのかもしれせんが、社内のデータがバラバラで、リソースが足りない、他のリソースもひっ迫しているといった状況では、QuickDMPサービスを導入し、サポートしてもらうことで改善できます

実際にセミナーには、エンジニアと参加したのですが、社内リソースで実装するより、安く早くできるのではないか?と言われました。導入を検討するときには、エンジニアの方も同席されると話が早いかもしれませんね。

正確なデータの取得と、各種データの連携。それにより、大幅な人的リソースの削減ができたという、QuickDMPが描く理想を体現していただいたような事例になりました。また改めて、セミナー等ご担当者様と直接お会いしてご説明できる機会の重要性を感じることもできました。

最後に、QuickDMPの取り組みについて代表取締役CEOの新井様より以下のコメントをいただきましたのでご紹介いたします。

毎日の状況把握のために活用することが定着し、QuickDMPはすでになくてはならないサービスとなっています。 今後は全社的に、経営層からショールームスタッフが同じ目標、数値を共有しながら、お客様に最高なサービスを提供していきたいと考えています。

今後は「会社のデータ分析基盤」として活用いただくべく、新たな視点、発見をしていただける切り口、ダッシュボード提案を目指していきます。ご協力いただきありがとうございました。

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